第4回 全日本ストリートボード選手権大会 レポート


10月12日日曜日、台風が近づく東京都板橋区のパーク「TRINITY B3 PARK」にて年に一度の全日本ストリートボード選手権大会が開催されました。年々、選手達のこの大会にかける思いが強くなってきており、以前よりも選手と共に作り上げるイベントになってきました。そのおかげで、終日滞りなくスケジュールをこなすことが出来ました。皆さん、ありがとうございました。

それぞれの試合について

まず、前回第3回大会との大きな違いは、競技中に選手達が転倒することがとても少なかった点。もちろんそれぞれが限界に挑戦しているので、転倒することは十分あり得ます。しかし、バランスを失った時や、着地の角度が完全でなかった時のリカバリー能力が以前よりはるかに向上していました。基本的なスケーティングスキルが高くなっている証拠ですね!

今年はバンク to バンクでのワンメイクコンテストを行いました

そりゃーもー飛ぶ飛ぶ!笑 今までは、上手なスケートボーダーやインラインスケーター、または外国人ストリートボーダーしか描くことが出来なかった空中での演技がこの日はいくらでも見ることができました! 着地の精度はもちろんのこと、何より滞空時間の長いこと!! とても優雅でかっこいい演技の連続でした。

毎年恒例!

ストリートボードを始めて一年未満の選手だけが出場できるノーバインディングスラローム選手権。今年は参加者が少なかったため、タイムトライアルのかたちをとりました。ストリートボード歴一年未満という制限ですが、実際に出られた選手達はおおよそ半年経験くらい。すでにしっかりとしたボードコントロールで滑っていました。年々ストリートボードが簡単になってきているようです!笑 それでも試合となれば緊張しますよね!? いつもの滑りが出来なくなることもありますが、ひとつひとつが経験ですね! 来年はアグレッシブ部門で待ってます!!

今年の大会の目玉種目のひとつ、ガールズミニランプ部門

ランプこそ低いものの審査はメインのミニランプ部門と変わりません。スピード、テクニック、スタイル、コンビネーション。それらの審査基準の下、それぞれが準備してきた演技を真剣にぶつけていましたね! 彼女らの滑りを見ていると “遊びじゃないのよ!! ” と聞こえてくるようでした。笑 そして、やはり技のひとつひとつが女性らしく丁寧に表現されていた事がとても印象的でしたね。また来年もやります! ケガには十分気を付けて練習してください。

いよいよメインのミニランプ部門

勝てば日本一のストリートボーダー、そして同時にプロストリートボーダーとしてデビューするというストリートボーダーにとって大きな意味合いを持ったこの種目。おのずと真剣極まりなくなります。今年は予選Heat1からレベルが本当に高かった。全体的に本当にムダに転倒しないんです。集中と緊張の中、完成度の高い演技を沢山見ることが出来ました。

その中からダントツに目立ち、ストリートボード界に衝撃を与えた若干7歳の中村颯冴選手!! やばすぎる! この若さですでにスタイリッシュ!! 自分の身長の倍以上あるランプを見事に楽しんでいました! “ストリートボードには、年齢も体格も関係ない! ” とガツンと教えてくれましたね。また試合中、お父さん敬介さんとのアイコンタクトが微笑ましく、何とも言えない気持ちになりました。

また、東京のストリートボードチーム「A-GIN」のメンバーの著しい成長がまるでエネルギー波のように押し寄せてきていますね! 技術レッスンの仕組みが整っているチーム「A-GIN」の今後の成長から目が離せません!

その押し寄せてくる若手ライダーたちのエネルギーを感じながらも自分自身のスタイルとテクニックを確立し、頭脳と経験で勝ちにいく30歳以上の選手達がとてもかっこいい! 点数を稼ぎ出すための技の創造力、体の使い方、そして試合運び! ストリートボーディングの奥深さを教えてくれました!

決勝戦

あの場であの決勝戦を一緒に見れた方なら分かってもらえますね!? 言葉では表しきれない時間でしたね! 決勝戦進出選手4名のもの凄く強い思いと気迫が会場全体を巻き込み、ひとつのうねりになっていましたね! 素晴らしく特別な試合を見せてくれた4名のファイナリストに感謝します!

4名の中でも優勝した伴場光之介選手の演技は今までに見たことのないスケーティングでした。技から技へのつなぎ、そして技直後の加速、エアーの軸、畳み掛けるようなコンビネーション、それはまるで花火大会のフィナーレで圧倒されるあの感じと同じでした! 彼の演技は重力を完全に味方につけてランプと絡み合って遊んでいるようにも見えた! 本当に素晴らしい演技でした。

素晴らしいフィーリングの中、心配された台風も来ず、大きなケガやアクシデントも無く、無事に第4回全日本ストリートボード選手権大会を終えることができました。年々、大会運営を助けてくださる方々が増えており、大変心強い状態で開催できております。スポンサー様、関係者の方々、誠にありがとうございました。

JSOのドラマはまだまだ続きます。

来年第5回大会を見据えた練習、育成、準備を引き続き行ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

第4回全日本ストリートボード選手権大会結果報告

アグレッシブ部門

<ミニランプ>

  1. 優勝  伴場光之介
  2. 準優勝 宇田川修人
  3. 第3位 塚本貴之

<ワンメイク>

  1. 優勝  宇田川修人
  2. 準優勝 伴場光之介
  3. 第3位 西山翔太


<ガールズミニランプ>

  1. 優勝  村松彩葉子
  2. 準優勝 片山佳実
  3. 第3位 菊池有賀

ノーバインディング部門

<スラローム>

  1. 男性の部 優勝 山本亮
  2. 女性の部 優勝 佐藤世里菜

獲得ポイント詳細

全日本ストリートボード選手権大会 結果 JSO Japan Streetboarding Organization